オトンの記憶

以前に投稿した↓

オカンの記憶

 

につづいて

オトン(父親)の要望もあったんで

書いてみようと思います。はい。

 

オトン撮影。PENTAX LX 

 

 

オトンは、仕事か遊びで(遊びの方が多かったと思う)

ほとんど家にいないことが多かったんですけども

たまーに、ほんまに急に

 

オトン「おい、今から出かけるぞ。用意せぇよ」

と無茶振りをされて

僕「いや…ええわ…」と言っても

まったく聞く耳を持たないタイプの父親なので(笑)

 

面倒なんですけど、用意して

オトンと2人で車でお出かけ。

 

で、

僕「どこ行くん???」

って聞いても

 

オトン「まぁええから」

 

と、面倒なのか行き先を言わないんですね。

 

当時はそんなオトンを「面倒くさいオッサンやな」と思ってましたわ。ええ。

 

で、かなりの時間を

車の助手席で過ごしたのち連れて行かれるのは

 

海や川なんですわ。ね。

 

日本海に太平洋

そして瀬戸内海

 

渓流や

田舎街の川まで

いろいろと。

 

そしてオトンは、おもむろに僕を写真に撮ったり

 

競馬新聞を見ながらラジオを聴いてたりで

 

僕には、ほとんどかかわってこないんですわ。

 

で、いつだったか

大人になってオトンに理由を聞いたんですね。

 

「なんで、ばっかり連れてったんか?」と

 

そしたら、

オトン「おまえは小さい頃、ほっとっても日が暮れるまでずーっとの流れを見てたからや」

 

なんて言うわけです。

 

あ…気づいてたんや。と。

 

そうです。僕はをずーーーーっと見てられるんです。

 

もうそれはそれは

 

みなさんの予想をはるかに上回るほど

 

ずーーーーーーーーーーーーーーーっと。

 

退屈なんじゃないかって?

 

いやいやそんな事無いんでっせ。

 

それは、同じようでいて同じじゃないことに気づいてたからですねん。

 

は、

押し寄せてくる波とか、遠くの方にあるうねりは

同じものがないんですよ。

一見同じように見えて、実はどの波も違うんです。

速さ・高さ・向き・色

それを見てて飽きないんですよ。

さらに、寄せては返す波の一定のリズムに

イレギュラーな風の音、水の音、船の汽笛、鳥の鳴き声と羽ばたき

これらが合わさって

 

僕は徐々に

一種のトランス状態に入るんです。トリップする感覚というかね。ええ。

 

はじめは海と自分があまりに別物すぎて馴染まず、一体化してないんですけど

しばらく眺めていると、次第に海と自分の精神が一体化しだし

やがて違う意識へと飛ぶ。とでも言うんでしょうか。。。(これだいぶ怪しいですよね 笑)

 

それが気持ちよくてね、海は好きなんですよ。

 

で、このトリップする感覚を

上手く説明できなかったんですけど、日本のバンド

BOREDOMS (V∞REDOMS) (耳で聴くっていうより、体でVibeを感じる音楽)

が2004年に出した Seadrum / House of Sun が見事に僕の感覚を代弁してくれてて

僕もまさにこういう音楽のような感情になってるんです。

 

 

スタートは馴染まないだけど、少しづつ溶け込んでいって

4:30で一体化する感覚です。

 

 

ずーーっと流れてること。に尽きます。

でも流れているんだけど、よーく見たら流れるスピード感・方向・深さが違ってて

さらに流れる水の奥底には動いてない石・砂があったり、上辺だけゆらゆらしてる草があって

たまに魚や虫がやってきたり

風が吹けば、草木がササーっと音を鳴らし

鳥のさえずり、遠くで聞こえる動物の鳴き声がスパイスとなって

これまた、いつしかトランス状態になるんです。

 

音楽で例えると、Yo La Tengo の Let’s be Stillの感じです。

一定のベースラインがあって、そこにいろんな音が入っては消えていく感じ。

 

これまた海とは違う面白さというか

 

良さがありますね。

 

サウンドとして一番気持ち良いのは

 

小川の緩い流れの水の音ですね。ええ。

 

 

これ、なんの話やねんって感じですけど

 

オトンは、海と川をずっと見てると思ってて

 

たしかに、それは間違いないんだけども

 

僕はそれプラスで

サウンドや空気も取り入れて、トリップしてるんやで

っていうことが言いたかったわけです。

 

 


今日の一曲

Jonny Nash & Suzanne Kraft

切ないアンビエント


 

じゃ、また。

 

 

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